熊七拾号／掛川Ｍ邸新築工事「森から生まれた家」

［2016. 2竣工］
日本全国の森の再生活動を行う掛川の時ノ寿の森クラブ会長が、自分の森の木で家を建ててみたいという願いを叶える「森から生まれた家」プロジェクト。湾曲集成材と受けている梁以外は、すべてクライアントの森から間伐し調質乾燥かけて製材しました。内装材の床や建具にまで、時ノ寿の檜で出来ています。森の木で伐採から計画する際に、先行して必要な構造材を選定し、必要な径朴を伐採する必要あります。これが計画上一番難しい要素です。1階の親世帯は渡り廊下のある古典的なプラン。2階は15ｍもの湾曲空間を無柱で構成する現代的な大空間と、世代の違いをスタイルと空間構成で表現しています。近所の森からでも、古典から現代表現まで自由な設計と家創りが可能であることを証明した住宅です。